はじめに

こんにちは。

今日はシェアハウスで3年以上も住んでくれた
入居者さんが退去するということで
退去の立ち合いをしてきました。

私はシェアハウスを自分で管理しているので、
立ち合いは当然私がやるのですが、

アパートやマンションを管理会社に任せている人は
立ち合いをしないオーナーさんもいると思います。

今日は、シェアハウスを例に
退去時の立ち合いが必要なのか?について書いてみたいと思います。

シェアハウスの退去の立ち合いは必要か?

そもそも、
「退去時の立ち合いって必要なんですかね?」
という質問が来るかもしれませんよね。

私のように、物件を自分で管理していれば
自分でやらないといけませんが、

管理会社に任せているのなら必要ないかな、
という人もいるかもしれません。

まあ、正解はないのですが、

私の個人的な意見は以下です。

・退去の立ち合いは管理会社に任せていても立ち会ったほうが良い

その目的は、

・トラブルを最小限に抑えるため

です。

実は退去時のトラブルって結構多いんですね。

・アパートでは「敷金」の扱い

・シェアハウスでは「保証金」の扱い

・それらを預かっていないときの対応

ここをお互いが納得しないと揉めることになります。

アパートの敷金返還請求では
裁判になっているケースもたくさんありますね。

もちろん、自分が立ち会ったからと言って
すべてがうまくいくわけではありませんが、

最終的に入居者とオーナーとの間で納得がいく
形で退去を終えることが一番だと思います。

オーナー自身が立ち会うことで、
トラブルを少しでも減らすことができれば
最終的に自分にとってプラスになると思います。

そういう意味で、当事者である
オーナーが立ち会うべきかな、と思っています。

退去の連絡はいつまでにしてもらうか

ところで、入居者さんの退去の連絡は
いつまでにさせるのが良いのでしょうか。

こちらも管理会社が入っている場合には
その会社の規定で定められていると思いますが

大抵は退去の少なくとも一か月前が多いのではないでしょうか。

私のシェアハウスでも
一か月までに連絡をするようにお願いしています。

なぜ、一か月前なのでしょう?

自分がアパートを借りていた時には

「何で、一か月前以上前から伝えないといけないんだ?」

とか思っていました(笑)

でも、自分で管理してから、納得しました。

新しい入居者さんに入ってもらうまでに
やることって、たくさんあるんですよね。

・原状回復工事の事前手配
・次の入居者の家賃、敷金、礼金の条件確認
・次の入居者の募集依頼 etc.

細かいことはたくさんあります。

一か月ってすぐに経ってしまいまいます。

期間に余裕があるに越したことはないので、
できれば2~3か月前に言ってもらいたいくらいですね。

退去立ち合いの流れ

では、実際に退去の流れはどんな感じでしょうか。

スムーズに退去の手続きを行うためのポイントは何でしょう?

・ポイントはチェックシートです!

私のシェアハウスでは
A4の紙一枚の上下に入居時と退去時にチェックする項目が一覧になっています。

当日はそのチェックシートに基づいて
順番に確認していきます♪

今日もそのチェックシートをお互いに見て、
確認しながらやってきました。

具体的には
・天井の破損・汚れの有無
・床の傷・汚れの有無
・壁紙のはがれ・汚れの有無
・エアコン、リモコンの動作確認
・照明器具の動作確認
・鍵の返却 etc.
等々15項目位のチェックを行います。

これらを入居者と一緒にチェックしていきます。

今日退去した入居者さんは約3年間シェアハウスに住んでもらいました。
シェアハウスでの期間としては長いですね。

このシェアハウスは最初から自分で管理していた訳ではありません。

シェアハウスを建ててから3年間は管理会社に任せていました。

ですから、当然退去時の立ち合いもしていませんでしたし、
そもそもどんな人が住んでいたのかも知りませんでした。

でも、いざ自分で管理を始めてみると…

本当に色々なことが分かったんですよ。

自分でもびっくりするくらい。

もちろん、
最初は何が何だかさっぱりわかりませんでした。

でも、一つづつこなしていくことで、
徐々にわかってきました。

退去の立ち合いも
最初はどうなるか、めちゃくちゃ不安でした。

しかし、
前の管理会社が使っていた
1枚のチェックシートがあったお陰で
一通りのことはできたのです。

「なるほど~、この流れでやればいいんじゃん!」

その後、不動産実務の師匠にも
色々教えてもらい、
チェックシートも自分のシェアハウスに合うように修正しました。

自分で管理をするようになってからほぼ一年。

すでに何回か退去の立ち合いをしていますが、
今ではそれなりに
こなすことができるようになっています♪

他に大事なことは以下の3つ。
こちらも必ず確認しましょう。

・郵便物転送届は完了しているか。退去後の転送依頼は有料になることを確認する。

・郵便物が誤って物件に配達されて、それが紛失した場合も責任は持たない旨も確認する。

・住民票の異動手続きは完了しているか確認する。

これらもチェックシートに明記しておくと良いです。

退去時のトラブルはやっぱり○○!?

退去時に揉めるのは…

やはり「お金」に関することですね。

なので、費用と精算は一番気を付けるところです。

シェアハウスでは現在、入居時に保証金を預かっています。
そして退去時に、保証金の半額は償却することを契約書に明記してあります。
当然ですが、入居時に契約書の読み合わせをして確認します。

しかし、管理会社に任せていた時は
保証金は預かっていませんでした。

ですので、管理会社に任せていた時に入居した方には
再契約時に新しい契約書を交わす際に、読み合わせをして
納得してもらいました。

もし、保証金がないと、例えば、居室の汚れが酷く、
クリーニングが必要な時でも、
色々理由をつけて、
支払いを拒否される可能性もあります。

最近は国土交通省のガイドラインというものがあって
それに沿って説明すれば
応じてくれる方も多いと思いますが、

なかなか難しい方もいらっしゃいますからね。

私のチェックシートでは、
以下のように、お金のかかるところを明記しています。

具体的には、処分する際に有料で行うもののリストになります。

・引っ越しゴミ放置 @○○円
・粗大ごみの残置物 @○○円
・段ボール放置   @○○円
・傘、靴      @○○円
・冷蔵庫内の残置物 @○○円
・自転車      @○○円 etc.

どれも、事前に入居者がやっておけば済むものばかりです。
ある意味、ゴミ捨ての手間賃ということで頂きます。

リストではそれぞれ、予め単価を設定してあります。
これらは入居時にもチェックして、サインを頂いているので、
退去時に金額でもめることはありません。

当日は、単価に個数を掛けてその場で金額を出します。

可能な限り、退去時に現金でいただくのが良いです。

今日も、精算が発生する可能性があるから
現金を用意してくださいね、
とメールで伝えてありましたので、問題はなかったです。

よく誤解されるのが、粗大ごみです。
特に布団を捨てる人がいるのですが、

大抵の自治体では布団は粗大ごみ扱いです。

でも、普通にゴミ捨て場にビニール袋にいれて
捨てていきます!

以前の入居者さんはこのケースでした。
ただ、保証金を貰っていたので、
その分を差し引いて返金しました。

こういう事があるので、
シェアハウスでは保証金は
預かっておくほうが良いと思います。

まとめ

ということで、今回は

退去時の立ち合いは必要かについて書いてみました。

立ち合いをするか、しないかについて、

私の個人的な意見は

・退トラブルを最小限に防ぐために去の立ち合いは管理会社に任せていても立ち会うべき

です。

退去時の立ち合いをスムーズに行うには、

・チェックシートを活用する

チェックシートがあれば、抜け漏れもなく
順を追って、必要な項目をチェックすることができます。

そして、

退去時に揉めるのは
やはり「お金」に関することです。

退去時の費用と精算は一番気を付けましょう。

シェアハウスの場合には
保証金を預かっておくことで
リスクヘッジになります。

保証金に関しては、また別の機会に
詳しく書きたいと思います。

今回は私のシェアハウスでの実例をもとに
書いてみました。

もう少し詳しく知りたいなど
ご要望がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

それでは、
最後までお読みいただきありがとうございました。