こんにちは。

今日は契約前の準備にはどのようなものがあるのか、について書いてみたいと思います。

シェアハウスに向いている○○借家契約!

シェアハウスの契約書は普通貸借契約で取り交わしても良いのですが、
私は定期借家契約で契約を取り交わしています。

・定期借家契約とは?。そのメリットは?

正確には定期建物賃貸借契約(以下定期借家契約)と言います。

定期借家契約とは、言葉の通り期間の定めがある契約で、
契約で定めた期間の満了により更新されることがなく、契約が終了する契約の事です。

定期借家契約の特徴は以下です。

・終了した時点で確定的に契約が終了するので、確実に明け渡しを求めることができます。

・双方が合意し、再契約をすることで新たな契約をしてそのまま住んでもらうことも可能。

・原則、契約期間内の途中解約はできない。ただし、床面積が200㎡未満の居住用建物で、やむを得ない事情により借主からは契約解除の申し入れが可能。

・1年未満の契約も可能。

なんか難しそうな感じですが、簡単に言うと、以下のような感じです。

1.再契約をしないことで不良入居者を退去させることができる
2.善良な入居者には再契約をすることで末長く住んでもらえる
3.3か月などの短期間での契約も可能になる。

つまりシェアハウスの契約に向いている契約形態ということです。

シェアハウスの契約に必要な書類は?

さて、それではシェアハウスの契約に必要な書類にはどんなものがあるのでしょうか。
こちらも一緒に見ていきましょう。

・定期借家契約である旨の説明書

これは契約書とは別に書面を交付して、この契約は更新がなく期間の満了とともに契約が終了しますよ!ということを借り主に説明するもので、必ず書面であることが必要です。

あなたがこの説明を怠ってしまったらその契約は定期借家契約としての効力はなくなり、普通借家契約となってしまいますので注意してください。

・定期借家契約書

いわゆる契約書本体です。実務ではあり得ませんが、普通借家契約は口頭でも成立しますが、定期借家契約は書面でないと成立しません。

・利用細則(特約)

契約書だけではシェアハウスの細かいルールや規則を伝えることができません。
そこで別紙の利用細則のようなものでしっかり明文化しておきましょう。
いわゆる特約事項だと思ってください。

・入居当日についての案内書

入居者がシェアハウスに引越してくるときに必ず立ち会えば良いですが、立ち会えないこともあります。そのために1枚物で良いので、入居当日に必要な持ち物や当日の流れを書いたものがあると便利です。

・物件ガイド

始めて入居する方のために、共用設備の使い方や共用部分の個人スペース、大事なルールなどをまとめておくと便利です。こちらも1枚物で結構です。

・入居退去チェックシート

これは入居時と退去時に個室の状況を入居者に確認してもらい、保証金の追加償却費用の算出に使うたものものです。

・その他、物件で必要と思われる説明書など

物件ごとに予め説明しておくものがあれば個別に用意しておくと良いです。

私のシェアハウスでは玄関のオートロック扉の説明書を作ってあり、それを契約日に契約書等と一緒に渡します。

これらの書類を事前に用意しておきます。

私は契約時にはこの書類をすべて読み合せをします。
なので、みなさんビックリしますが、契約締結時は1時間半は時間を頂いています。

いきなりだと申し訳ないので、事前に最低1時間半はかかるので時間は多めにとってくださいねと伝えておきます。

結構書類がたくさんあって、大変かと思いますが、慣れてしまえばそんなに苦ではありませんね。

書類の準備は契約日前までにしっかりと!

勉強も予習が大切だったりしますが、仕事も当日よりも前日までの準備が大切ですね。

契約日当日は、少しでも契約時間を短縮するために、契約書に記入する名前や契約期間などは予め印字しておきます。

そして、こちらも契約日当日は焦ってしまったり、緊張したりすることもありますから契約日当日のチェックシートも作成しておくと良いですね。

私は内見から、受付け、審査、契約書作成、契約時説明、契約後手続きを1枚のチェックシートで出来るようにまとめてあります。

これは自分で言うのもなんですが、超便利です!

まとめ

ということで、今回は契約前の準備にはどのようなものがあるのか、についてまとめました。
いかがでしたでしょうか。

シェアハウスでは再契約をしないことで不良入居者を退去させることができ、短期間での契約も可能な定期借家契約がおススメということでした。
シェアハウスの契約に向いている契約形態が定期借家契約ということです。
注意としては必ず書面で行うということでしたね。

シェアハウスの契約に必要な書類は以下のようなものがありました。

・定期借家契約である旨の説明書
・定期借家契約書
・利用細則(特約)
・入居当日についての案内書
・物件ガイド
・入居退去チェックシート
・その他、物件で必要と思われる説明書など

結構たくさんありますが慣れてくればそんなに苦ではありません。それより、自分を守ってくれる契約ですから上手く利用しましょう。

そして、書類の準備は契約日前までにしっかりと行いましょう。
仕事も当日よりも前日までの準備が大切ですね。

そして、やはりチェックシートは大切ですね!

契約日当日については改めて書きますので、そちらも是非参考にしてくださいね。