はじめに

こんにちは。

私は自分でシェアハウスを運営しているのですが、

入居者さんにとってとても大事なことの一つに「費用」があります。

そりゃ、そうですよね。

シェアハウスに住む人の理由のナンバーワンはおそらく「費用を抑えたい」じゃないかと思います。

それだけシェアハウスに住む人にとって「費用」は大事なものです。

シェアハウスの「費用」と言っても、様々なものがあります。

単に「家賃」だけではありません。

そして、シェアハウスを運営する側にとっても「費用」は重要なものになります。

オーナーにとって費用はシェアハウスの運営を左右するものですから、しっかりとみておく必要があります。

今回は、シェアハウスの「費用」について書いてみたいと思います。

シェアハウスの費用にはどんなものがあるのか?

さて、シェアハウスの費用は、先ほども書いたように、「家賃」だけではありません。

シェアハウスでかかる費用には以下のものがあります。

・家賃
・共益費
・保険料金
・退去時の清掃費
・事務手数料(契約時、再契約/更新時)
・保証金(デポジット)
・その他シェアハウス独自に設定する料金(乾燥機、駐輪場)等

ただ、これらはすべて入居者さんが支払わなければいけないものではありません。
シェアハウスごとに変わってきます。

・管理委託する場合、管理委託料(管理費)
・税金

こちらはオーナーが払うものですね。
シェアハウスの管理委託料は通常のアパートやマンションよりも高額です。

通常のアパートやマンションは5%から7%くらいですが、
シェアハウスの場合は10%から高いところでは30%くらいかかるところもあります。

自分で管理(自主管理)すれば、この管理委託料はかかりませんから、だいぶ変ってきます。

それでは、この中でも、シェアハウスの3大費用である家賃、共益費と保証金(デポジット)について詳しく書いてみたいと思います。

シェアハウスの家賃と共益費、保証金について

・家賃

まず、家賃ですね。

こちらは、何と言っても、入居者さんが一番先に見る費用ですね。

シェアハウスの平均家賃ってどれくらいなのでしょう?

ネットで調べてみたら、

・全国平均では55,000円前後

・東京平均では65,000円

だそうです。

シェアハウスというと、メチャ安いというイメージがありますが、
東京は立地の良いところだとやはりそれなりの家賃設定をしますから、
65,000円というのは個人的に納得ですね。

ちなみに、私のシェアハウスがある新宿、渋谷近郊では64,000円くらいだとか。

・共益費

次に、共益費についてです。

共益費と言っても、実は結構細かいんですよね。

・電気料金
・ガス料金
・上下水道料金
・インターネット利用料金
・共用部の清掃費
・消耗品購入費

共益費=水道光熱費という感じがしますが、自主管理をする場合には
インターネット利用料金や清掃費をしっかり見ておく必要があります。

インターネット利用料金ですが、
最近はアパートやマンションもそうですが、インターネット利用は必須ですよね。
なので、どこかの回線業者さんとは契約が必要でしょう。

管理委託している場合にも、どこの回線業者を使っているのか、
月額いくらかかっているのかなど聞いておくと良いと思います。

清掃に関しては基本清掃業者さんを選定して、やってもらっています。

私は、巡回の日時を清掃業者のスタッフさんが入る日に合わせています。

ですから、スタッフさんとも仲良しです!

仲良くなっておくと、色々無理も聞いてくれるんですよね!
お陰様ですごく助かっています。

自主管理というと、何から何まですべて自分でやる!という感じに聞こえますが、
そんなことはないですよ。

できるところは自分でやる、
できないところは他に任す。

こうすることで、シェアハウスの管理に関する費用は大分抑えることができます。

当たり前ですが、これらの料金は管理委託料に含まれているケースが多いです。
ですから管理業者を変更したり、分離発注することで、管理委託料を安くする交渉なども可能かもしれません。

消耗品購入費は基本は管理委託している場合には料金に含まれているケースが多いと思います。

私が以前管理委託していた場合にもそうでした。

消耗品で一番使われるのは「トイレットペーパー」です。

こちらは2、3個ストックしておき、週一回、巡回時に補充するくらいで賄えます。

・保証金

あと、シェアハウス独自の費用として、保証金(デポジット)があります。

通常のアパートやマンションだと、敷金を貰ったりしますね。

最近は家賃保証会社を使ったり、契約時に清掃費用を貰ったりすることで、敷金を貰わないケースもありますね。

シェアハウスの場合は、入居期間も短いことや外国人の方も多いので、敷金というより保証金(デポジット)という形で入居時に預かるケースが多いです。

保証金の金額はまちまちですね。

私のシェアハウスの場合は、入居時に30,000円を預かり、退去時に清掃費用として15,000円は償却するという形で明示しています。

また、外国人の方で日本に友達や親せきなどいない方に関しては、保証金を多めに頂いています。

保証金に関しても、契約時にしっかり説明して納得頂ければあとで揉めることもありません。

もちろん、保証金をとらないというところもあると思います。

この辺りはオーナーの考え方とリスクヘッジをどうとるかによると思います。

シェアハウスの初期費用について

入居者さんが家賃の次に気にする費用は「初期費用」ですね。

シェアハウスと通常のアパートやマンションとの決定的な違いは「初期費用が安い」ということですからね。

ある意味、シェアハウスの魅力の部分でもあります。

ですので、初期費用に関しては私も結構注意をして設定しています。

特に事務手数料に関しては、契約時に払わなければいけないものや、再契約/更新時に払わなければならないものなど多岐にわたります。

ですので、入居者さんにはシェアハウスに入る際に「どれだけ費用がかかるのか」をきちんと明示しておくことが大事です。

ポータルサイトを見る限り、費用に関しては正直記載が曖昧だったり(敢えて見せていないのか?)します。

入居希望者がポータルサイトを見てシェアハウスを見学までしたけど、いざ契約の時になったら、初期費用がポータルサイトに載っていた金額より高かったということは良くあるそうです。

まあ、管理会社からすると、初期費用は細かいのでポータルサイトにはすべて記載できない、とか言っているのでしょうね。

確かに、シェアハウスの初期費用は「アパートやマンションと比べると」安いと思います。

しかし、シェアハウスによってだいぶ開きがあるみたいです。

ですから、今後シェアハウスを運営していく上で、
初期費用を明確にすることは、入居者さんにとって信頼のおけるシェアハウスだと思っていただけるポイントですね。

私が入居者さんからよく聞くのが、

・別途、保険料金がかかる
・初期費用は明示しているが、再契約/更新時の手数料がかかる。(確かに初期費用ではないが…)

この2点です。

再契約/更新時の手数料って、通常のアパートやマンションだと2年後とかですが、
シェアハウスは短いと3か月後とかに貰うわけですから、ちょっと酷いですね。

これは別に「取らない」ほうがいいと言っているわけではありません。

ちゃんと明示していれば信頼されますよ、と言っているわけです。

細かくてポータルサイトにかけないのであれば、自分でホームペなどを立ち上げて、そちらに詳細を書いておけばよいと思います。

私は、募集は主にポータルサイトですが、ポータルサイトから問い合わせが入った場合には
返信をする際に自分のシェアハウスのホームページURLをお伝えして、見学するときまでに見ておいてほしい旨を書き添えときます。

こうすることで、入居希望者さんに、こちらの「思い」やシェアハウスの詳細を知ってもらうことができます。

おそらく、自分のシェアハウスのホームページを作成して詳細を伝えているオーナーさんて、そんなに多くないのではないでしょうか。

ホームページを作ることは、たとえ管理委託している場合も有効です。
管理委託会社もオーナーさんよりは詳しくないわけですから歓迎してくれるはずです。

もし、ごちゃごちゃ言うような管理会社だったら、別の管理会社にしたほうがいいと思いますよ。

まとめ

ということで、今回はシェアハウスの費用にはどんなものがあるのか?
家賃や共益費について、初期費用が安いのは本当か?について書いてきました。

シェアハウスでかかる費用には以下のものがあります。

・家賃
・共益費
・保険料金
・退去時の清掃費
・事務手数料(契約時、再契約/更新時)
・保証金(デポジット)
・その他シェアハウス独自に設定する料金(乾燥機、駐輪場)等

そのほか、オーナー払うものとして以下があります。

・管理委託する場合、管理委託料(管理費)
・税金

共益費=水道光熱費という感じがしますが、自主管理をする場合には
インターネット利用料金や清掃費をしっかり見ておく必要があります。

シェアハウスはアパートやマンションに比べて、初期費用が安いことが入居に理由になっています。

しかし、ポータルサイトを見る限り、費用に関しては正直記載が曖昧だったりします。

保証金に関しても、契約時にしっかり説明して納得頂きましょう。

保証金をとらないというところもあると思いますが、オーナーの考え方とリスクヘッジをどうとるかによると思います。

入居者さんには信頼を得るために、シェアハウスに入る際に「どれだけ費用がかかるのか」をきちんと明示しておくことが大事です。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。