はじめに

こんにちは。

私は現在、シェアハウスを自分で管理しています。

今はちょうど空き部屋が出たので、入居者を募集しています。

ところで、シェアハウスというと20代の若者が住むところといった感じがしますよね。

みなさんはどんな印象を受けますか?

実際のところ、シェアハウスに住んでいる人は、どの辺りの年齢層の方が住んでいるのでしょうか。

また、シェアハウスのオーナーとして、入居者を募集する立場になった場合、年齢制限は設けたほうが良いのでしょうか。

今日はシェアハウスに住む人の年齢層や、平均年齢、そして年齢制限について書いてみたいと思います。

シェアハウスに住む人の年齢層は? 平均年齢は?

国土交通省住宅局が平成26年3月に出した「シェアハウス等における契約実態等に関する調査 報告書」では、シェアハウスは全国で約3000件以上あるとのこと。

そのうち東京都では約2000件で、1900件は23区内という報告が出ています。

これ、すごい数字ですね!

東京23区は「シェアハウス激戦区」って感じですね。

ちょっと古い統計なので、現在はもっと多くなっていると思います。

ある意味、年齢とか気にしていたら、自分のシェアハウスに入居者さんが来てくれないのでは?
と思っちゃったりしるかもしれませんね。。

その報告書では、利用者の年齢は

・20代後半が36.4%、
・20代前半が23.2%、
・30代前半が22.6%
・30代後半が9.7%

となっていました。

つまり、

20代から30代前半までで82.2%を占め、

20代から30代後半を含めると、実に91.9%を占める

という結果です。

20代で59.6%と、6割が20代ということで、
やはり20代が一番多いという感じは合っていましたね。

30代は32.3%となっています。

この30代なのですが、実は、統計を見ると、
2011年から20代が減っていて、30代前半が増えているんです。

2012年の平均年齢は28.9歳となっています。

ここまでは報告書での話ですが、

事実、私のシェアハウスでも、現在30代の入居者さんは2人います。

また、問い合わせ頂いた方も、30代後半の方が何人かいらっしゃいました。

このことから、今後は30代が増えてくるのではないかと予想しています。

この辺りは、日本の人口分布図や就労人口など、様々な要因があると思います。

ですので、すでにシェアハウスを運営していている人や、
これからシェアハウスを経営したいなと思っている方は

この入居者の年齢層は知っておく必要がありますね。

シェアハウス入居者の年齢制限はあり? なし?

では、シェアハウスでは入居時の年齢制限を設けているのでしょうか。

いくつかのポータルサイトを見る限り、明確に年齢制限を設けているシェアハウスは少ないですね。

この年齢制限を設けると、下手をすると「差別」という批判を受けてしまう恐れもあります。

しかし、年齢制限は運営しているシェアハウスの理念によっても変わってくると思います。

私のシェアハウスでは年齢制限に関しては、

「30代まで」という表記をしています。

これは、私のシェアハウスを作ったコンセプトというか、「思い」が

「世田谷で生活したいという夢を持った若い女性を応援する!」ということでしたので、

敢えて年齢制限を設けました。

つまり、シェアハウスを作った私も「思い」があるし、
シェアハウスに入ってくれる入居者さんも「思い」がある、
そういう関係を保ちたいからです。

ですので、この辺りは運営する側がどういう「思い」
をもっているかで変わってくると思います。

「○○という地域で生活したいすべての方々に」という感じで、
年齢制限はいっさいなし!というシェアハウスもいいでしょう。

最近では、「シニアのためのシェアハウス」ということで、
50代以上の方を想定したシェアハウスも出てきましたね。

冒頭に書いたとおり、東京は今、シェアハウス激戦区です。

年齢制限などしていたら、人が集まらなくなる、という考えで
年齢制限を外すことも一つかもしれません。

一方、すべての人を対象にすると、自分のシェアハウスに対する「思い」が曖昧になってしまうので、
ある程度年齢制限を設けたい。ということも十分ありかと思います。

まとめ

ということで、今回はシェアハウスに住む人の年齢について書いてみました。

現在も、若い世代、主に20代から30代前半がシェアハウスの主役であることは変わらないようです。

しかし、平均年齢は28.9歳となっており、30代が徐々に伸びてきています。

年齢制限は募集の段階ではあまり制限はされていません。

年齢制限は運営する側がどういう「思い」をもっているかで変わってくると思います。

今後のシェアハウスの運営では、年齢層や年齢制限に関して、自分の思いと市場動向を見ながら検討していくことが良いと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。